2005.03.31

 〜「いつの間にか男の育休日記?」総集編

こちらは、僕が2004年4月〜2005年5月までの1年と1ヶ月の間、娘のために取得した育児休暇の記録です。
2012年、サイトリニューアルに伴い、再掲載しました。
今見直すと、恥ずかしい程、俺育児しているよ的なアピール丸出しですね(苦笑)…
本当は、もっと自然な感じになるべきだと思いますが、あのころは若かったということで…(笑)
ブログに詳細をほぼ毎日記録していましたが、サーバー管理会社が突然業務をやめてしまったので、総集編をとりあえず掲載しておきます。


トモロウに弟か妹のどちらかが出来る...
でも、それはまだ一か月程先のはずだった。
4月生まれだと、結構得するんだよなぁ、保育園も入りやすいしなぁ。。
このころは、こんなことを思っていた。

アメリカがイラクに侵攻・・・
この日の新聞には、世界情勢がこれから先、決して明るいものではないと思わせる記事が一面を占めていた。

そんな日だった。
トモロウに突然妹が出来たのは。

朝の10時くらいだったと思う。
僕は、職場でいつものようにMacの画面を見ながら、レイアウトソフトを立ち上げ、ほとんど流れ作業のように原稿テキストをボックスに流し込んでいた。

そんなときだった、電話が鳴り、YUKAが急に入院したという連絡が入った。
僕は、何が起きているのかよく分からずに病院へ向かった。
「妊娠中毒症で、危険な状態です。すぐに手術をしますので、承諾書にサインをしてくださいっ」落ち着いているように見えた女性の先生は、早口にそう言った。

僕は、まだ何が起きているんだ?という気持ちのまま、先生の詳しい説明を聞いていた。
いや、聞いているふりをしていた...と言ったほうがいいかもしれない。
実際、何を言われていたのかは、今となっては全く思い出せない。
ただ、ベッドの上に寝ているYUKAの姿と、先生の手にしているボールペンは書きやすそうだな...なんて関係のないことを思い出す。

もし僕が承諾書にサインをしないとどうなるのだろう?なんていう不謹慎な考えが一瞬頭をよぎった。
ベッドの上のYUKAが、先生の説明ほど危険な状態だとは思えなかったからだと思う。
こんなときに、何を考えているんだろう?俺は...なんてことを思いながら僕は生まれて初めて、承諾書にサインをした。

手術が始まってから1時間ほどが経ち、手術室の扉が開いた。
看護師とともに保育器に入ったとても小さい赤ちゃんが出てきた。
それがAYUだった。
それが、僕が一番最初にAYUを見た瞬間だった。

体重1,648g...って...ちっちゃすぎ。

このAYUの誕生そのものが、僕が育児休業を取る一番の理由だった。
AYUは3月生まれ。。。
1歳になるまで、YUKAが育児休暇を取って、保育園に入れても、それまでに保育園の定員は埋まってしまう...

通常でも保育園に行かせるのが難しい状態なら・・・それに、AYU...まだ小さすぎだし(笑)。
(生まれたばかりのころなんて、手のひらにのるくらいだったんですよ、これが)
・・・それなら、僕が1年育児休暇取ってしまえ!(なんか楽しそうじゃない?)

ほとんどノリとイキオイに任せたこの決定。。

これが、僕の育児休業生活の始まりだった・・・ ・・・


う〜ん、なんだこりゃ、この売れない小説のような文章...(ちなみにAYU誕生の様子はこちら

まぁ、これから先は、僕が育児休業期間に体験したことや思ったことなどを、ほんと簡単に書いています。
これから、育児休業を取りたいって人がいたら、少しでも参考になるかな...なんて思いで、この1年の記録を残すことにしました。そう、男の育児休暇のバイブル!(笑)
ただ、所詮おばかな僕が書くこと。間違った言葉使い等いっぱいあると思いますが、お許しを。

ちなみに登場人物紹介をしておくと、僕(2004年4月〜2005年4月まで育児休業取得)、YUKA(妻...働いてます〜)、トモロウ(男、育休取得時3〜4歳)、AYU(女、育休取得時1〜2歳)...なんていう、どこにでもいるような家族です。


___育休生活準備編その1(YUKAの反応を見てみる...育休開始1年6か月前)___

「おっし、子ども生まれたらYUKAが半年、残りの半年は俺が育児休業とるぞ!」

「ぜったい、部屋でパソコンばっかいじってるでしょ!だめ!」・・・やっぱり、ばれたか・・(うそ...)

このころは、冗談・本気半々ぐらいかなぁ。。。

ちなみに、トモロウが生まれたときも、数カ月取ろうと思ったのですが、仕事が忙しい時期だったので、結局は取らなかったのです。
でも、 AYUが生まれたとき、YUKAも入院していて、しばらく僕は1人で仕事をしながらトモロウの面倒を見る...なんてことをしていたので、1人で子どもの面倒を見るってことに、ちょっとは自信を持っていたってことが前回と違うかも。


___育休生活準備編その2(上司の反応を見てみる...育休開始8か月?前)___

職場の飲み会で、僕は上司に育児休暇を取っても大丈夫なものですかねぇ?などと聞いてみる。

「まぁ、それは権利だからねぇ・・」むぅ...あまり、好意的でない?ひょっとして???ひょっとして、俺って必要とされてたんだっ、やったっ!いや、そんなことじゃない。

「4月からの1年間だったら、代わりに人が入ってきますよね?」(僕)

「多分、入ってくると思うけどね・・」おしっ、押せるっ。。

職場の皆さん、僕が異動したと思ってください(笑・・・実際僕らの職場では、数年ごとの異動って結構普通なんです)
まぁ、公務員の世界は(というか、僕の職場では)、良くも悪くも、法律が全てなわけで、しかも、子育てしている女性も多い。
そのため、育児休業を取る女性ももちろん多いし、取ったら嫌がらせ・・なんてことはない恵まれた環境。

やはり、僕が育児休業を取るっていうのは、その職場環境というのもかなり大きな要素の一つかも。
なんてったって子どもが3歳になるまでの間、育児休業できるのです。

とはいえ、俺が取るぞ〜的なノリとイキオイが一番の理由ですが。



___育休生活準備編その3(人事課の反応を見てみる...育休開始3か月前)___

「スミマセン・・・、育児休業届の提出をしたいのですが・・」

「それでは、この用紙に記入して、提出してください、2人目(男で)ですねぇ!」

・・・はぁ。。それだけですか・・え!?なんか、ツッコミないんですか?
・・・確かに、直属の上司から、話は来ているので知ってると思いますが...

思いのほか、あっけないものです。
僕のこのドキドキ感(笑)をどうしてくれるの!?って感じです。


___育休生活準備編その4(3月31日...育休開始前日)___

人事から呼び出され、辞令を受ける。

今までいた部署から異動です。(僕の代わりに人も入ってくるし、とりあえず安心です)

人事課長から笑顔で「子育てがんばってくださいね」などと、良い意味で予期せぬ言葉を受ける。
とりあえず、人事担当の職員の方々に「ご迷惑おかけします」などと、心からの(笑)挨拶。
部長、次長、そのほかお世話になった部署に挨拶まわり。
女性職員からは「男性で育休とるなんて、素敵なことだわ」など、かなり好意的な反応が多かったです。
ちなみに、男性職員からは「うらやましぃ」などと言う声が多かったかな。(うらやましいなら、取ってくれ!と思うのですが)。

まぁ、予想外に好意的な反応が多かったです 。
特に嫌がらせ的な反応はありませんでした。(そりゃあ、僕が働いている部内には、女性問題とか人権とか扱っている部署もあるからかもしれませんが...)


___育休生活準備特別編(トモロウの保育園継続)___

僕が住んでいる市では、育児休業1年目は、上の子は保育園に継続して通うことができるのですが、1年を超えると通常は、継続ができなくなってしまいます。
当初、僕は、ばれないから大丈夫だと言い続けていたのですが(苦笑...まぁ、翌年の申請のときにばれてしまうのですが)、YUKAは、そんな汚いことはしたくないっ、なんてことを言う、曲がったことが嫌いな人間なのです。

病院からAYUの診断書(早期産、低出生体重児のため、しばらくの間、家庭での養育が必要)がとれたので、とりあえず、これを出して、継続の申し込みを行う。
また、継続できない場合も考えて、幼稚園の申し込みもしました。(ちなみに、入園テストみたいなときには、保育園に行っているだけあって、ほかの子どもたちよりも、ダントツで先生の言うことを忠実にこなしていました。
このとき、保育園って実はスゴイかも?!なんて思いました)

診断書のおかげだと思うのですが、僕が育児休業を取っている間も、トモロウは今まで通り保育園に通えるようになり、心配していた幼稚園ママさんたちの輪に入らずにすみました(笑・・・やはり幼稚園のママさんには、男が育児・・・って何?って思われるようなイメージが・・・あくまでもイメージですが)。


___育休生活準備特別編(育児休業期間中の給料)___

通常、子どもが1歳になるまでの間は、給料ではありませんが、保険から給付金が支給されますが、1歳をすぎると、何も出ません。
それどころか、給料が出ないので、給料から引かれるべき年金や健康保険料(ただし、これらは平成17年度からは免除)、住民税などを支払わなくてはなりません。

僕の場合、AYUが1歳になった直後からの育児休業だったので、ドンピシャなタイミングで、これに当てはまってしまいました。

というわけで、収入は0なのに、月々6万5千円程(まぁ、この中には団体生命保険料とかも含まれていますが)職場に支払わないといけなくなりました。




___ついに!育休生活編___

(4月)

育児休業初日。

音楽を聞きながら、洗濯ものを干す...おぉ!音楽が聞けるなんて!
昼食時に、ワインを飲む....おぉぉ!昼間から、飲めるなんてぇ!!
平日昼間に、AYUを連れて、散歩...しかも、芝生の上で、寝転んでみたり...平日昼間からのんびりできるなんてぇぇ〜!!

全てが新鮮だった。

休日にやっていることを平日にやっている。ただそれだけなのに。
そうそう、何と言っても、仕事というプレッシャーの無い生活。
これからの1年は、どんな素敵な日々なんだろう!なんてことを思っていたっけ。
そんな日が一週間ほど過ぎた。

育休期間は、育児はもちろんのこと家事もこなさないといけない。
我が家は共働きなので、(育休取る前も)僕も普通に家事しているから、特に家事では苦労しないだろう・・・まして、AYUが生まれたときは、俺1人で仕事しながらトモロウの面倒を見てたしね〜
なんて最初は思っていた。
今まで、故意に気にしないようにしていたと思うのだが、やはり家事は、妻の方がやっていたなぁ、ということに改めて気付かされる。
掃除、洗濯、食事、片付け・・・このころは、1日の生活の8割が家事で残りの2割が育児。
そんな印象を受けるほど、家事に取られる時間が多いと思った。

僕が家事であっぷあっぷしている、そんな中でも、AYUは、ゆっくりだが、確実に成長していた。

4月7日...僕につかまって立っていたAYUの手をゆっくり離してみると・・・AYUが1人で立てた!!

子どもの成長が一番最初に見られるし、実感できる。
育児休業取って良かった!と、しみじみ思うこの瞬間。
これこそが、育休中の最大の喜び。

AYUと2人だけで初めて電車で遠出(と言っても隣市の実家までですが)したのもこのころでした。

1か月が経ち、生活パターンがようやく分かってきた感じ。
でも、生活の8割は家事....家事であっぷあっぷな状態。
それに、1日が過ぎるのは非常に早いのですが、やったぞ〜的な達成感みたいなものがない。
早くも、1年大丈夫かなぁと不安になる。

子どもを連れて散歩をしていると、おばちゃんに話かけられることがかなり多い。
人間らしい温かさを感じられる。。。それが結構うれしいのです。

そうそう、今までYUKAのほうに寄っていくAYUが、僕のほうに来るようになりました。
1か月しないうちに逆転しましたっ。子どもって、生き抜く術を本能的に知っています(笑)。


(5月)
GW期間中だけど、僕にとっては普段と全く変わらない1日が過ぎていく。
育休期間中は、土日祝日も含め、毎日がほとんど変わらずに過ぎていく。。。
育児休暇というだけあって、毎日が育児休暇なのです。(って意味不明?)

そういえば、このころ、NHKの方が来て、取材をしくれたっけ。
でも、男の育休→男性が家事・育児にてんてこまいな状態 or 男性だから、何か特別なことをしているに違いない→TV的に面白いんじゃない?...みたいなことは全くないので(あくまでも僕の意見)、実際の放送で僕の凛々しい姿が流れるなんてことは無し(笑)。

5月21日...4月7日に初めて立ったAYUが、この日歩きました!(こちらクリック
またしても、この感動を一番最初に味わう。育児名利につきます。

またこの月から、毎月1回、子育てに関するサークルみたいなものに参加。
育児休暇取って、子育てをして・・・なんて僕の言葉に、お母さま方の「すご〜い!」なんていう、僕を何よりも調子にのせてしまううれしいお言葉の合唱(笑)。

2か月が経ち、パターンが安定してくる。
家事が結構なウェートを占めるなぁと感じるのは相変わらず。達成感の無さをさらに感じるようになる。

男っていったいどこにいるのよ?ってちょっと不安になるのもこのころでした。(それほど、昼間の世界には男性がいない!)


(6月)
この生活も3か月目に入って、かなりペースがつかめてきた。
AYUが昼寝をしている間に、お菓子など作ったり、ほんと、すっかり主婦(主夫)モード。

ようやく、家事をするのが当然と思いはじめたためか、家事をしている!って意識がそれほど無くなってきた。
その分、だいぶ、精神的には楽になったかも。このままの生活でもいいかなぁ、なんて思いはじめる(笑)。

トモロウが水泳教室に行きたいと言い出したので、水泳教室に通いはじめた。
僕が育休取ってなかったら、無理だったよなぁ...。
AYUを連れていかないといけないので、正直ちょっとツラかったけど。ママ友たちと情報交換が出来るのも有意義だったです、ハイ。

子どもたちと夜早めに(8〜9時)一緒に寝て、夜中(12〜1時)に起きて、朝方近くまで(3〜4時)自分の好きなことをやって、朝(7時)まで寝る...なんていうかなり変則的な生活パターン。

昼間に家事・育児して、夜中は自分の好きなことして・・・なんか俺ってすごくない?なんていう勘違いをしていたこの時期。

でも、実際、育児しているときに、自分のやりたいことをするなんて無理です。
育児の時間は、育児にうちこみ、自分のやりたいことは、それ以外の時間にする..ってことが大事だと思います。

ひょっとして、好きなことできると思って、育休取ろうと思っている方...無理ですよ!
まぁ、好きなことが家事・育児ならオススメですが(笑)

(写真)
滑り台を自分で滑るも....これ以降僕の手をしっかり握って滑ります...(苦笑)



(7月)

夏が嫌いな僕(泳げないって意味じゃないですよ〜...名誉のため...笑)にとっては、まさに悪夢のような月。
毎日のようにAYUにバケツのプール。まだまだAYUには、バケツのプールでも十分な大きさです。

このころは、結構この生活にも慣れてきて、特に毎日何も考えずに過ぎていったのでした。。(苦笑)

そのため、この月に記録すべきこと...何だろう???ってな状態。




(8月)
やってきました。独りになりたい症候群。

独りになりたい気持ちが日増しに大きくなって、かなりのストレスになっていた。
そのため、普段では怒らないことでも、子どもたちに、あたってしまうことも..

自分で言うのもナンですが、かな〜り温厚な僕ですらこういう状態になってしまうのです。人によっては、虐待の恐れも?!なんて思いました。

でも、こういうときに助けてくれたのは、YUKAでした。
やっぱ、家事・育児の毎日の経験者なので、僕の気持ちも分かってくれます。

夕食後、YUKAが子どもたちの面倒をみてくれ、僕は1人で近所にコーヒー飲みに行く・・・なんてことが、ストレスをかなり軽減させてくれました。感謝感謝。

(写真)
仲良く手をつないでお出かけ


(9月)

このころになると、ペースもつかめ、料理を作るのも手慣れたもの。魚もおろせるようになりました。

ひょっとして、主夫の才能あるかも?!なんて調子に乗るのも、このころです。
手慣れた分、家事などに費やす時間も最初のころよりは、全然短縮されるのですが、その短縮分は、そのまま無駄な(テレビ見たり...)時間になる...なんて状態。

相変わらず、独りになりたいっ!って思うこともあります。
1人でコーヒーを飲みに行くのに加え、部屋でアコギ持って、弾き語り...なんてことでストレス解消してました。
しかも、僕が小学生時代に聞き、かすかに、覚えのあるヤバめな歌ばかり...(待つわ/あみん、メモリー_グラス/堀江淳...などなど..ヤバイっ歳ばれるっ?)
9月でまだ暑いので、窓を開けている家もあったでしょう...スミマセンでした...

今思うと、この月が一番ダレてたかな...


(10月)

育児休業期間半分が過ぎました。
さすがに、このままのダラダラ状態ではマズイ!と思い、毎日やる10のことを決めました。
まぁ、あくまでも努力目標だったのですが...

ちなみに、その10のこととは、
1、トイレ掃除(気持ちよく使えるように&金運UP...って今働いてないんだけど...)
2、玄関の掃除(上に同じ&全体運UP...って俺は風水野郎か?)
3、洗濯ものを16時までに取り込む(乾いてないと、翌朝までそのまま...なんてことが結構あったりする...苦笑)
4、一日10人以上の人と挨拶(やっぱ挨拶の出来ない子どもに育っちゃダメでしょ。あと、自分も積極的にならなきゃという意味で)
5、お昼ごはんに必ず野菜を使う(たま〜に野菜入れないことがあるので...夕食と比べて手抜きしすぎなので..)
6、AYUに20分以上絵本を読む
7、公園に散歩に行く
8、9〜16時まで、テレビは1時間以内
9、子ども(トモ&AYU)を一日1回は褒める
10、腕立て&腹筋(笑...やっぱ、子育ては体力なので)

これが思っていた以上にイケたっ!

もし、今の生活がダレているかも?なんて思ったら、やるべきことを紙に書いて、貼っておくことをお勧めします。
生活が規則正しくなると同時に、育児のストレスもなぜか軽減されました。
まぁ、ストレスが全く無くなるということはなかったのですが。。

ちなみに、この時期のストレス解消は、プラモ作り(笑)となぜか、内へ内へと向かっていった(笑)

一日一日が充実しているためか、この月から1ヶ月が経つスピードがかなり早くなった(と感じた)。

ちなみに、BLOGもこの月からは毎日更新になりました。


(写真)
甥っこが遊びに来て、お世話をしたがるAYU。
やっぱ、女の子は生まれながらに世話好きなのか?と思いました。



(11月)

トモロウが通っていた水泳教室をやめました...
本人が嫌がっていたのと、AYUを連れて行かないといけなかったため、僕もかなりツラカッタので...(苦笑...トモロウの成長のために、やめるかやめないかかなり悩んだのですが...)

当初は、僕(男)が家事・育児しているんだぜ!すごいだろ?みたいなところが正直あったのですが、このころになると、そんなことは全く意識せず、家事・育児をする生活が自然(自然というか、そんなこと意識しないって感じなのです...上手く言えないのですが...)だと思うようになりました。

そうなったからか、子どもたちと過ごす時間って、とても幸せなことだったんだなぁ。。なんてことを思う自分に気が付くことが多くなりました。

ようやく、ママ友(というのでしょうか?)たちを我が家に呼んで、お食事会などを。 僕の手料理でおもてなし。
それにしても、パパ友が来るときは何も気を使わないのに、ママ友だとかな〜り気合いが入ってしまうのは、悲しい男の性なのでしょうか。。

仕事復帰を意識するようになり、起業系や経営コンサル系なサイトを巡るようになる。
といっても、僕の仕事には、たいして関係ないのに(笑)。
まぁ、職場復帰への不安がでてきたのかも。

この月ようやく、AYUが成長曲線の94%枠の中にギリギリ入りました!(祝!)
う〜ん、僕の育児の成果かしら?

そうそう、AYUが初めてトイレでウンチをしたのも11月でした。(といっても、それ以降トイレですることはあまり無かったのですが....泣)

育児とは関係ないのですが、この月、たまたまマンションモデルルームを見て、その1週間後、マンション購入の申し込み。
全くの予定外。う〜ん、僕今、給料もらってないのに。。。
育休とったときと同じく、ノリとイキオイだけな僕ら...



(12月)

AYUの保育園の申込書を取りに区役所へ。
話を聞いたところ、4月から2歳児クラスになるAYUにとって、近所の保育園には全く空き状況がありません。

当初から予想していたものの、やはり厳しい現実を見せられると...かなりダウン気味。かといって、AYUが3歳になるまで育休とるには、お金がもたないし...なにより、トモロウが保育園に通えなくなってしまう。

やはり、保育園問題は、働いている親にとって、子どもを育てる上で、かなり大きなウェートを占めると思います。
そのため、子どもが保育園に入りやすい0歳児の段階で育休を終了するパターンっていうのが多いですよね。

話変りますが、マンションのローンのことなどいろいろ聞いてみると、育休中は借りれない(復帰しないとダメ)場合がありそうです。
僕の場合、銀行からは大丈夫だったのですが、公庫関連ローン(証券化など含む)の借り入れは、仕事に復帰してからでないとダメでした。

そういえば、僕の育児休業についての記事が、雑誌(「baby style 」by ORICON)に掲載されてました。
将来、子どもたちに、この雑誌を見せて、お父さんすごいだろ〜!本に載ったんだよ〜!なんて言えます。
自分のやっていることが雑誌に取り上げられるってのは、恥ずかしくもあり、うれしくもあり。
ただ逆に、今は育児やっているってだけで雑誌に取り上げられてしまうってくらい、育児パパは珍しい存在ってことなんですよね。というか、この弱者排除的な会社中心社会ってどうにかならないものかね、まったく。

このころから、トモロウが自分から片付けをしたり、AYUの面倒をみたり...う〜ん、彼も成長しているなぁ。。と思うも、「サンタさん、見てくれてるかなぁ?」...もうすぐクリスマスでした(笑)。

もうすぐ、新しい年を迎えます。

(写真)
クリスマスケーキを見て喜ぶ



(1月)
新しい年を迎えるも、特にこれといったことはありません。(年賀状ボツ案→)

しかしながら、なんて手のかからない子なんだと思っていたAYUがついに、イタズラっ娘へと変わったのでした。

僕が半ギレ状態になっても、全く聞く耳持たず...無理に言うことを聞かせようとしても、全く聞かないので、いきなり僕が泣き真似をしてみると・・・「どうしたの?お父さん...?」みたいな表情をして、言うことを聞いてくれました!

押してもダメなら引いてみる。。。そんなことを学んだ月でもありました。

AYUの保育園の申請を行う。
今のところ定員は0(!)。一体どうなることやら、、、
万一を考え、保育室(保育園とは違い、区役所を通す必要のないところ)にも申し込みをしました。


(2月)
月の初めに、3月から保育園に通うことが出来ないという連絡あり。。。
予想していたこととはいえ、実際そうなってみると、かなりのショックです。
でも、4月からは...なんてことを期待です。

月の終わりに、4月からも保育園に通うことは無理...という連絡がありました。

とりあえず、保育園ではないのですが、AYUを預けられる保育室に正式な申し込みをしました。
しかしながら、こちらも10人程待ちの状態です。
僕は一体どうすればよいの?...

とりあえず、職場の人事課に今の状況を伝え、育児休業期間を延長する可能性が高い旨を報告しました。

(写真)
4月からくらべると、すっかり大きくなりました...といっても、他の子と比べると全然小さいのですが...まぁ、最初を考えれば、上出来です。



(3月)

3月にAYUを保育園に入れ、3月に慣らし保育をし、4月に復帰する予定だったのですが、AYUの保育園が未だ決まらず...
しかし、保育室へは4月から通えることになりましたっ!とりあえずは、一安心。

そんなときに、保育園の園長と話をしたところ「今現在は空きは無いけど、区役所から定員の枠を増やしてもよいという通知がきたら、定員を増やせるかもしれないので、育児休暇を延長したら、(園に)入れる可能性もあるかもしれない」とのこと。

早速区役所に聞いてみると、「定員の件については、今お話できませんが、もし育児休暇期間を延長するなら、上のお子さんは、保育園に継続入園できなくなりますよ、4月中までの延長で5月1日復帰でしたら大丈夫ですが...」
というわけで・・・僕の育休期間が1か月延長となりました(笑)。

人事課の方、大変ご迷惑をおかけしました(苦笑)。

そんな中、突然そのときは、やってきました。もう3月の半ばです。
夕食を食べているときに突然区役所から電話があり、「お子さんが4月から保育園に入れることになりました」という連絡が。

え〜!そんな突然言われても...もう、延長(育児休暇)の申請しちゃったよ...しかも、新居への引越もあるし...なんか忙しいことが一気に回ってきました。
でも、4月は慣らし保育だし、ちょうどいいんじゃないの?これは?
ということで、僕の育児休業は1年と1か月。
4月からは、子どもたちは2人とも保育園に(AYUはしばらくの間、慣らし保育なのですが...)。でも、僕はお休み(育児より家事中心的生活?)...う〜ん、素敵な(笑)1か月になりそう!

とりあえず、こんな感じで僕の育休1年間の記録はこれでオシマイです。
ほとんど走り書きなので、分かりにくい、なんじゃこりゃ?みたいなところが多々あると思いますが許してください。

4月からの様子は、サイトのほうでチェックしてみて下さい。
多分、相変わらず親バカ...というより、単なるバカ親の日記?...間違いなし(苦笑)。

あ、そうそう、結局「今日やる10の事」の結果は...
期間:10月から翌年3月12日まで(引越しでそれどころじゃなくなった日まで...苦笑い)の163日間(土日祝含む)
1. トイレ掃除 ........................................85/163 ****52%(達成率)...ちょっと低かったかな
2. 玄関の掃除 ........................................101/163 ***62%...上と同じく
3. 洗濯物は16時までにとりこむ .......73/163 ***48%...天気悪い日もあったし...こんなもんか
4. 10人以上の人と挨拶 ......................98/163 ***60%...こんなもんかなぁ
5. お昼ごはんは必ず野菜も使う .......105/163 ***64%...土日祝の割合を考えると、こんなものか
6. AYUに20分以上絵本を読む ............91/163 ***56%...これは確かに少なかったなぁ
7. AYUと公園などへのお散歩&運動 ...68/163 ***42%...AYUが風邪ひいたり天気悪い日もあるし...言い訳?
8. 9〜16時の間テレビは1時間以内 ...117/163 ***72%...もうちょっと頑張れたかな
9. 1回は、ほめる(トモ&AYU) .......162/163 ***99%...かなり上出来じゃない?
10. 腕立て&腹筋などの筋トレ ............98/163*** 60%...こんなもんでしょ



ちなみに、育休中の生活パターンはこんな感じでした
   7:00  起床
7:15〜7:45  子どもと食事(朝食はYUKAが準備...ラッキー!)
7:45〜8:30  歯磨き、子どもの着替え、保育園の準備、洗濯機を回す
8:30〜8:45  トモロウを保育園に送りにいく
8:45〜9:45  保育園の送りの帰りにAYUと公園で遊ぶ
10:00〜10:30 洗濯物を干す、掃除
10:30〜11:15 AYUと遊ぶ(本を読むなど、インドアな遊び中心)
11:15〜11:30 昼食の支度
11:30〜12:15 昼食
12:15〜13:00 AYUとのんびり
13:15〜14:30 AYUのお昼寝(その間、洗いものや、家事でやり残したことなど...まぁ、比較的自由な時間)
14:30〜15:15 AYUとインドアな遊び、たまにおやつ
15:15〜15:45 夕食の下準備
16:00〜16:30 保育園のお迎え
16:30〜17:00 トモロウとAYUと公園で遊ぶ
17:00〜17:30 夕食の準備
17:30〜18:15 夕食
18:15〜19:30 子どもたちとの遊び時間
19:30〜20:00 お風呂
20:00〜21:00 子どもたちとの遊び時間
21:00〜21:30 子どもたちを寝かし付け時間
21:30〜22:00 夕食の片付け
22:00〜    本日のお仕事終了〜自由時間
01:00〜02:00 就寝時間〜 一日の終了

(最後に
そうそう、最後に育児休業取った中で感じたことなどを。

<良かったと思うこと>
・子どもといつも一緒にいられるので、日々その成長を誰よりも早く、しかも間近で感じられること
・子どもといつも一緒にいるので、YUKAよりも僕のほうにAYUは慣れてくれました(今後、逆転しないように頑張っていきます,,,ハイ。。。ちなみにトモロウはYUKAの方が好きみたいですが。。。 )
・仕事のストレスがありません(ただ、育児のストレスという別なものはありますが・・・苦笑)
・仕事をしているときよりも、自由な時間が増えます(子どもたちをより早く寝かせることにより、子どもも十分睡眠がとれるし、自分の時間も増えるという一石二鳥!)
・家事ができるようになります(一人になっても全然楽に食べていけます・・・笑)

<これってどうなのよ?って思ったこと>

・貯金額が減ります...しかも、かなりのスピードと金額で(泣)
・仕事と違って、「やった!」みたいな達成感があまり無いです(基本的には、同じような毎日がズルズルと続いていく感じです。僕の場合1年限定だったので、楽しいと思えたけど、一生この生活が続くと思うと...考えてしまいます...まぁ、あくまでも僕の場合ですが)
・はっきり言って、仕事をしているときよりはダレます(育児・家事って、自分のやりたいように出来る反面、甘える部分がでてきて、モチベーションが低下する低下する。僕の場合、毎日やることを決めることによって、多少は抑えることができたかな...なんて思いますが...でも、育児がダレるってことは、その分子どもにとっては、マイナスになっていることですからね)
・孤独感(やはり平日昼間に家事・育児をするのは、圧倒的に女性が多いので、孤独感を感じることが多々あります)

<まとめの一言>
僕がいつか人生を振り返ったとき、この1年間のことは、本当に楽しく幸せな時期だったと思えると思います。 ほんと、かけがえのない1年でした。
しかも、仕事に対する意識も変わってきたと思いました。それまで仕事は適当になんて思っていたのですが(スミマセン…)、逆に仕事に対する意識が高まりましたよ!本当にこれにはビックリ(笑)
ただ単に仕事をしている1年だったら、その1年を果たしてそう思えるかどうか...これが僕が育児休業を取った中で感じた一番のこと。

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